レベル分けについて

「山にいこうよ」では、ご参加者の安全確保、および円滑なツアー・講習会運営のために、ツアー・講習会のレベル分けをしております。経験・技量に合わせてご参加くださいませ。

<通常のツアー・講習会>

体力レベル(行動時間には休憩時間を含みません)

レベルⅠ 入門 未経験者可:1日の最大行動時間 4時間程度
    歩行ペース:コースタイム×1.3倍程度の行程 日帰り登山に限る

レベルⅡ レベルⅠ修了者または同等以上の経験・技量を有する方
     登山経験者
     1日の最大行動時間 6時間程度
     コースタイムの1.3倍以内で1日標高差800m登れる方

レベルⅢ 1日の最大行動時間 8時間程度
     コースタイムの1.3倍以内で1日標高差1200m登れる方

レベルⅣ 1日の最大行動時間 10時間程度
     コースタイムの1.0倍で1日標高差1300m以上登れる方

レベルⅤ 1日の最大行動時間 12時間以上

     コースタイムの0.8倍で1日標高差1600m以上登れる方

     お申込み前に、最近1年間の山歴の申告が必要

技術レベル

(「信州 山のグレーディングレベル」に準ずる)

※積雪・残雪期には1ランク上のレベルにスライドします

技術レベルA:登山道は概ね整備済 転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い 道迷いの心配は少ない

       最低限の登山装備は必要      山の例:高尾山、入笠山、北横岳

技術レベルB:沢、崖、雪渓などの通過がある 急な登り下りがある 道がわかりにくい場所がある

       転倒すると転落・滑落の可能性がある 登山経験と地図読み能力が必要

       山の例:木曾駒ケ岳(千畳敷)、那須岳(朝日岳)、谷川岳(天神平)

技術レベルC:梯子、鎖場、雪渓、渡渉箇所がある

       ミスすると転落・滑落の可能性がある

       案内標識が不十分な箇所がある

       山の例:槍ヶ岳(槍沢)、白馬岳(大雪渓)、甲斐駒ヶ岳(北沢峠)

技術レベルD:厳しい岩稜や不安定なガレ場がある

       岩場・雪渓通過のバランスと技術が必要

       山の例:西穂高(上高地)、不帰キレット縦走、八峰キレット縦走、剣岳(早月尾根)

技術レベルE:緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続く

       転落・滑落の危険箇所が連続する

       高度な地図読み能力、岩場・雪渓通過技術、判断力が必要

       ロープ使用が必要な箇所もある

       山の例:槍穂(大キレット)縦走、前穂~北穂縦走、剣岳(別山尾根)

<冬期ツアー・講習会>

冬期レベルⅠ 入門者 どなたでもご参加頂けます。
       但し、アイゼンまたはチェーンスパイクおよび冬期レイヤリング必要

       1日の最大行動時間 6時間程度

       山の例:入笠山、黒斑山、北横岳

冬期レベルⅡ レベルⅠ修了者または同等以上の経験・技量を有する方
       スノーハイク・雪山登山経験者 アイゼンワークできる方

       前爪のあるアイゼン必要

       1日の最大行動時間 8時間程度

       山の例:蓼科山、谷川岳、西穂高岳(独標)、上州武尊山

冬期レベルⅢ ピッケルワークが確実にできる方

       ダガーポジションが取れる方

       1日の最大行動時間 10時間程度

       山の例:赤岳、唐松岳、西穂高岳(本峰)

冬期レベルⅣ クラスト上でのピッケルストップが確実にできる方

       1時間以上のラッセルができる方

       雪山でのルートファインディングが確実にできる方

       1日の最大行動時間 10時間以上

冬期レベルⅤ 単独でのルートファインディング、ビバーク等できる方

       1日の最大行動時間 10時間以上

 

<沢登り>

沢レベルⅠ 入門者 どなたでもご参加頂けます。
      (シャワーウオーキング)
      但し、沢靴または地下足袋必要
      バランス感覚悪い方は不可

沢レベルⅡ レベルⅠ修了者またはシャワーウオーキング経験者

      沢靴、ハーネス、安全環付きカラビナ必要

沢レベルⅢ 沢登り経験者 三点確保できる方

      クライミング5.9以上推奨

沢レベルⅣ ロープワーク自分でできる方 

沢レベルⅤ トップロープ経験者

2023年5月15日改訂
2023年9月28日改訂

2025年10月10日改訂